ロンドン・マークス&スペンサー店員の日記

純生のイギリス人を語ります。

まずは僕が何者なのか

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最初はやはり形として自己紹介を、という訳で、僕のつまらぬ生い立ち話にお付き合い下さいませ。因みにこの写真、キツネ狩りが違法になってからすっかり人間に慣れてしまい、図々しくもロンドンの人家の前で日向ぼっこをする狐の姿です。まるで今の僕のよう、ですね。

さて、その僕が生まれたのは昭和の真っただ中、第一回目の東京オリンピック開催の直後でした。オリンピックを知らない世代、と言うとそれが若い証であった時代もありましたが、そうこうするうちに第二回目の開催が回って来る事態になり、近頃ジタバタしております。

そして故郷は山陰地方の中心地の西側。どこが中心地なのか、というのは議論されるところですが、一般的に考えてそうだと言われている一帯、でお分かり頂けますでしょうか。

高校卒業後は日本の大学入試が面倒だったので、いきなりアメリカの田舎の小さなカレッジに進学しましたが、あの時代にあの田舎からいきなり渡米という事で、先生方の反対を押し切って行っちゃいました。にも拘わらず、家庭の事情から一年も経たないうちに日本に戻るという、いきなり意気地のない、その後の僕を象徴するような人生のスタートを切る事に。今ではその意気地のなさを武器にしようと、これまたドタバタしています。

アメリカから帰ってからは花の東京で5年ほど暮らしたのですが、それでは飽き足らず、ふらりとイギリスはロンドンに辿り着きまして、今に至ります。この間2年ほどスペインでも放浪しましたが、かの地でもただ貯蓄を使い果たすだけで、何の自己向上にも繋がらず終い。尤も、この小心者の僕にも多少度胸が付きましたが、スペインの荒々しい人々に揉まれた結果。

仕事はもう本当に多種多様なものに従じてきましたが、今現在はイギリス大手の老舗スーパーMarks & Spencer(M&S)でこき使われる、などの日々。実はこれは僕が大好きなお仕事の一つで、今までにかなりの回数スーパー店員をやってきました。最初にお世話になったのはSainsbury'sというイギリス最古のチェーン店で、そこと今のM&Sとを行ったり来たり、と。

など、など、これが僕の意気地なし人生の概要でして、今後このブログで純生のイギリス社会の様子、ロンドンから見える日本の姿などを書き綴っていこうと思っております。かの有名なLittle Britainに出てくるようなイギリス人(+スペイン人も)の本当の姿を日本人の目で解釈していきますので、末永くお付き合い頂けますと幸いです!

P.S. このブログはアキラさん&ユーさんに捧げます。